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IPOモニター / IPO Monitor

日本→米国 IPOモニター:申請中の案件と足元のコホート

JP → US IPO Monitor: the calendar and where the cohort stands

日本企業の米国上場ルートは、活況とは言えないまでも、この夏を通じて開いていた。Advasa Holdings(ADBT)は8月下旬にNasdaqへ直接上場。さらに8社が申請中で、その多くはSEC審査を進める小規模な募集だ。以下に、フォワード・カレンダーと、すでに上場した銘柄が実際にどの水準で取引されているかを示す。

直近で市場に到達したのがAdvasa(ADBT)だ。同社はアーンド・ウェイジ・アクセス(給与前払い)ソフトウェアを開発・ライセンス提供する——雇用主の給与・勤怠システムと連携し、発生済み賃金を算出して給料日前に従業員へ支払う仕組み——とともに、EWA関連特許のポートフォリオを収益化する。顧客は約12社でほぼ日本国内、今後はアジア他地域・中東への拡大を掲げる。増資(プライマリー)を伴わない直接上場を選んだこと自体が示唆的だ。薄いフロート上での引受増資——多くのマイクロキャップを沈めてきたもの——を回避する形だからである。

カレンダー

発行体 / 事業調達額 / 市場価格帯 / 株数状況 / 提出主幹事
Onodera (Sushi) (ONDR)
日本
~$8.0M
NYSE American
$7.00–8.00
1,066,667
提出済
2023.12.27
ThinkEquity
Libera Gaming (LBRJ)
日本
~$6.0M
Nasdaq
1,500,000
提出済
Boustead
SECにF-1提出済、Nasdaq上場は申請中(未上場)
Seahawk Recycling Holdings (SEAH)
日本
~$31.3M
Nasdaq
$4.00–6.00
6,250,000
提出済
2025.09.25
Cathay
Gates Group (GTSG)
日本
~$6.0M
Nasdaq
$5.50–6.50
1,000,000
提出済
2024.11.08
Loop Capital
コーエイグループ (KOEI)
Industrials
~$19.0M
Nasdaq
提出済
2026.06.29
Roth Capital
リサイクル・産業廃棄物処理の日本持株会社(日本・シンガポール・タイ・米国に子会社)。2026年6月F-1提出。引受手数料7.0%+新株予約権5%。
TY AM Group (TYAM)
Real Estate
~$18.8M
Nasdaq
$4.00-6.00
3,750,000
提出済
2025.12.19
D. Boral Capital
日本の住宅不動産の販売・マーケティング支援。2025年12月F-1提出、2026年2月に条件決定。
Amatuhi Holdings (AMTU)
Health Care
~$24.0M
Nasdaq
$7.00-9.00
3,000,000
提出済
2025.09.15
Spartan Capital
日本で障がい者向けグループホームを運営。2025年9月にS-1提出。
日本進達 (JSTT)
Real Estate
~$18.8M
Nasdaq
$4.00-6.00
3,750,000
提出済
2025.09.04
Spartan Capital
インバウンド需要に着目した不動産事業。2025年9月にF-1提出。

パイプラインは実在するが層は薄い。多くは1,500万〜3,000万ドル規模、$4〜6のレンジで価格決定される——日本発Nasdaqコホートを定義してきたのと同じ形だ。小規模調達、薄いフロート、リテール向け引受会社。リサイクル2社(KoeiとSeahawk)が相対的に大型で、残りは不動産・サービス業が取引所基準を満たす最低限を調達する。

コホートの現在地

JP→米国 IPO マーケット・スナップショット
18
上場・取引中
-59.8%
公開価格比・中央値
1/18
公開価格超
8
申請中

米国市場で取引される日本企業18社は、公開価格に対して中央値・約-60%で推移。公開価格を上回るのは1社で、最上位はピコセラ(PCLA、+18%)。最大の下落はLinkage Global(LGCB、-99%)。なお8社が申請中。

これは米国上場を否定する話ではない。基準確率を手にしてから入るべきだ、という話だ。パイプラインは発行体が依然この経路を選ぶことを示し、コホートはその後に多くがどうなるかを示す。両方の数字が、同じページに載るべきである。

データは情報提供のみを目的とし、投資勧誘ではありません。